2022/05/19
ファイルの共有はクラウドストレージを利用する
更新日:2023/2/20
2005年4月~2017年5月までに公表された医療機関で起きた患者の個人情報漏えい事故(*1)によると、医師の起こした主な事故原因は【不適切な持ち出し等】(50.5%)、【置き忘れ、紛失】(28.6%)、【盗難】(14.8%)であり、看護職者では【置き忘れ、紛失】(36.8%)、【不適切な持ち出し等】(27.9%)、【誤送付・誤配布・郵送中の事故】(20.6%)となっています。
ファイルを送りたい(別のPCで使いたい)場合、USBメモリなどの情報デバイスを使ったり、ファイルをメールに添付して送ってしまえば非常に便利ですが、デメリットがあります。
- USBメモリなどの情報デバイスの紛失や盗難/メールを誤送信するなどして、情報漏洩となる
クラウドストレージ等を利用し、特定メンバーのみが閲覧できるURLを使用すればUSBファイルなどにコピーする必要はないし、メールで誤送信してしまっても閲覧されません。
- 送信時に「閲覧できないメンバーに送信しますか?」といったアラートが出るものもある
漏洩事故
関連情報
「メールに添付したファイルのパスワードは別送します」は安全ではない!?
- 一般的に広く使われている「ファイルを暗号化したものにパスワードを付けてメールに添付して送信、パスワードは別メールで送る」という手法は安全ではないと指摘され、大企業の多くが禁止しはじめている
- ファイルサーバーやメールサーバーの容量がかさむ/ネットワークに負荷がかかる事になり、その結果、組織全体の効率や生産性が落ちる/インフラコストが増える事につながる
- 個別にバージョンアップされていく為、ファイルのバージョン管理がしにくくなる