ファイルの共有はクラウドストレージを利用する
更新日:2023/2/20
2005年4月~2017年5月までに公表された医療機関で起きた患者の個人情報漏えい事故(*1)によると、医師の起こした主な事故原因は【不適切な持ち出し等】(50.5%)、【置き忘れ、紛失】(28.6%)、【盗難】(14.8%)であり、看護職者では【置き忘れ、紛失】(36.8%)、【不適切な持ち出し等】(27.9%)、【誤送付・誤配布・郵送中の事故】(20.6%)となっています。
ファイルを送りたい(別のPCで使いたい)場合、USBメモリなどの情報デバイスを使ったり、ファイルをメールに添付して送ってしまえば非常に便利ですが、デメリットがあります。
- USBメモリなどの情報デバイスの紛失や盗難/メールを誤送信するなどして、情報漏洩となる
クラウドストレージ等を利用し、特定メンバーのみが閲覧できるURLを使用すればUSBファイルなどにコピーする必要はないし、メールで誤送信してしまっても閲覧されません。
- 送信時に「閲覧できないメンバーに送信しますか?」といったアラートが出るものもある
漏洩事故
関連情報
「メールに添付したファイルのパスワードは別送します」は安全ではない!?
- 一般的に広く使われている「ファイルを暗号化したものにパスワードを付けてメールに添付して送信、パスワードは別メールで送る」という手法は安全ではないと指摘され、大企業の多くが禁止しはじめている
参考:「PPAP」直ちに禁止すべき訳(東洋経済)
メール添付でファイルを送ると送信先数に応じて複数のファイルが出来てしまう為、以下のようなデメリットが発生します
- ファイルサーバーやメールサーバーの容量がかさむ/ネットワークに負荷がかかる事になり、その結果、組織全体の効率や生産性が落ちる/インフラコストが増える事につながる
- 個別にバージョンアップされていく為、ファイルのバージョン管理がしにくくなる
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運営会社:ブルージラフ株式会社
USBメモリやSDカード(外部メモリ)を暗号化する
更新日:2023/3/4
2005年4月~2017年5月までに公表された医療機関で起きた患者の個人情報漏えい事故(*1)によると、医師の起こした主な事故原因は【不適切な持ち出し等】(50.5%)、【置き忘れ、紛失】(28.6%)、【盗難】(14.8%)であり、看護職者では【置き忘れ、紛失】(36.8%)、【不適切な持ち出し等】(27.9%)、【誤送付・誤配布・郵送中の事故】(20.6%)となっています。
そのため、USBメモリやSDカード(外部メモリ)を暗号化する事は、その対策として非常に有効であると考えられます。万が一、USBメモリやSDカードを紛失してしまっても暗号化していれば簡単に情報を見ることが出来ません。
ちなみにUSBメモリやSDカード(外部メモリ)はウイルスを感染させやすいメディアです。外部メモリのウイルスチェック等については(こちら→)をご覧ください。
暗号化する方法は主に3つあります。
- 【1:保存するファイルを暗号化する】
- 簡単に今すぐ対応できるセキュリティ対策である
- パスワードの付与やファイル使用時のパスワード解除に手間がかかる、セキュリティ強度はそれほど高くないというデメリットがある
- 【2:USBメモリやSDカードを暗号化する】
- SDカードはAndroidスマホの標準機能で暗号化が可能。ただしバックアップできなくなる、暗号化した端末とは別の端末で見れなくなる、暗号化した端末を初期化すると見れなくなるなど気を付けるべき点もある為、暗号化の前に「端末名 SDカード 暗号化」で検索し注意点を要確認
- USBメモリ及びSDカードともにパソコンに標準でついているソフトで暗号化が可能。Macは「FileVault」 、Windows(※Homeエディションを除く)は「BitLocker To Go」
- ファイルごとの暗号化の手間がかからない、外部メモリ単位で暗号化するためファイルの暗号化忘れの心配がない
- 【3:暗号化機能付きのUSBを使う】
- セキュリティ強度が高くOSやファイル側でセキュリティ対策の準備が不要
- 一般的なUSBメモリよりも高価(約10倍)で容量が少ない
- お勧めの「強制暗号化機能付USBメモリ」
BUFFALO 8G~32G USB3.0
漏洩事故
関連情報
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共有端末で使用したファイルのウイルスチェック
更新日:2023/1/25
共有端末が既にウイルスに感染していた場合、そこで使用したファイルは感染している可能性が非常に高いと言えます。
※共有端末とは:職場など複数人が共有して使えるパソコンやスマホなどの機器を言います。
共有端末が感染するリスクは以下のような理由で発生し易い
- いつも使っているソフトがない為、フリーソフトをダウンロードしてしまう
- サイバーセキュリティに関するリテラシーの低い人が利用する
- 自分のPCではないので責任感が薄くなる
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